電通の新入社員と
先日、電通の新入社員と当社の新入社員、合計20名に対して合同研修を行いました。デジタルマーケティング最前線について、そしてデジタルパレットについて話して欲しいとのことでした。正直、面識のない人に話しをするのは苦手です。特に、最前線の話といっても、彼らにとってどのあたりが最前線にあたるのか、中々うまく推測できません。結局いつも通り、ぶっつけ本番で話すことになりました。
2006年というこのタイミングで、広告業界に入社した人に伝えなければならないこと。大きく2つあるかな。それは業界として、すごく大きな転機に社会人としてのキャリアを踏み出すということ。昨年、日本の広告市場は前年比で1.8%伸びました。しかし4マス媒体合計は前年比でマイナス0.7%でした。私の知る限り、初めての現象です。これまではテレビが伸びれば、市場全体が伸びる。テレビとともに成長した広告市場でした。それが、昨年はインターネット広告が市場の伸長を牽引した最初の年となりました。一消費者としての私としては至極当たり前のように感じつつも、広告人生18年の人間としては、改めて時代の転機を感じます。
もうひとつは、昨年から盛り上がってきたWeb2.0のムーブメント。Web2.0については、これからも色々と語っていこうと思いますが、彼らには次のような問いかけから話をしました。20人の内、新聞を定期購読している人の数を聞いてみたところ、自宅通勤の人が数名、一人住まいの人の購読者はほぼゼロ。一方、携帯電話でインターネットを使用しているは、全員。SNSに入っている人は、10数名いました。彼らには、これがWeb2.0だよ、と話しました。コミュニケーションのベースがスクリーンのこちら側から向こう側へ。友情や愛情といった人間関係がスクリーンの向こう側で醸成されていく。こちら側の生活がどんどんバーチャルになっていく。こうした行動変化を踏まえて、どんな広告キャンペーンが仕掛けられるか。単純に従来のマスメディアとデジタルメディアを組み合わせて出稿すれば事足りるというレベルを、我々の生活はとっくに越えてしまっています。リアルとバーチャルの逆転。トラディショナルIMC(Integrated Marketing Communication)の終焉。すごい時代になってきたことを、伝えたつもりですが、、、その後の宴会は、昭和を彷彿とさせる一気飲み連発の大宴会でした。でも、これもやっぱり楽しかった。