「広告会社は変われるか」

2007年04月19日

 今朝は本当に風が冷たい朝でした。。久しぶりに芯まで冷えました。

 先日、「広告会社は変われるか」を読みました。広告業界に身をおく者として、大変読みやすい本でした。電通の元経営幹部が書かれたということもあり、電通の現状分析については、いうまでもなく非常に正確だと感じました。今後の解決策として、電通はこれまで規制産業であるテレビ広告の「枠」を押さえることで広告ビジネスの支配権を獲得することが出来たが、ネット化の加速によりそれが不可能になった。今後はマーケティングデータを押さえる方向に移行すべきだとの提言だったと思います。ここ何年か、インタラクティブマーケティングにどっぷり浸かり、電通をある意味外側から見てきた者として、全く同感です。

 ただし、この提案は決して新しいものではありません。特にWeb2.0の提言以降は、様々な企業がマーケティングデータに基づく広告サービスの提供を加速してきています。例えば、アフィリエーターや第3者広告配信会社は、これに該当する企業でしょう。特に先日のグーグルによるダブルクリックの買収発表は、この動きを加速することでしょう。もしこの買収が実現すると、PCにおけるかつてのマイクロソフトのように、広告ビジネスにおけるグーグルの「一人旅」が始まるような気がします。米国ではこの動きを阻止しようと、様々な挑戦が一層過熱化するようです。

 私が今一番心配なことは、「日本市場は特殊」という状況が今後も続いてしまうのではないかということです。短期的には、既存プレイヤー、特に業界の雄である電通にとっては、都合がいいことかもしれません。しかし残念ながら、この特殊性は決して継続しません。その時に、国内のプレイヤーがグローバル競争に乗り遅れ、全く対抗力がなくなってしまってはいけない。かつて日本の金融業界が経験したように。

投稿者: Reo Watanabe 日時: 2007年04月19日 08:09 |パーマリンク

Reo Blog

2007年04月14日

 今年に入ってから本格的にブログをスタートし、色々な方から様々な意見をもらいます。「ホンッとに、更新少ないですねえ」とか、「結構、赤裸々に書いちゃってますよね」とか、「ああいう考え方、昔と全然変わってないっすね」とか。どんなコメントでも、不思議と嬉しいです。

 ブログの価値について、すこし考えました。このブログは、当然のことながらオープンなメディアですが、実際に読んでくれている人達の大半は、私にとってすごく身近な人たちなのだと思います。それは職場的に身近な人であったり、業務上身近な人であったり、友人であったり、親戚であったり。そして、そういった簡単なカテゴライズには当てはまらないけれども、実はすごく身近な人であったり。

 先日、当社が入っているビルのCVSの店長の方に朝挨拶をした時に、「ブログ見てますよ」と声を掛けられました。当社がこのビルに移った頃は、周りに何もなく、昼ごはんにもちょっとした飲み物の手配にも、すごく困っていました。そんな時に1階にローソンが開店することになり、私は社の全体会議で「これで生活水準もようやく真っ当になるので、皆ローソンを積極的に使うように。決して出て行ってしまうことのないようにしよう。」と指示したことをよく覚えています。当時は、ビルのテナントには、我社と他に何社かしか入っていなかったこともあり、あまり繁盛している感じではありませんでしたが、客数も徐々に伸び、今ではお昼時には長蛇の列です。それ以外の時間も朝から晩まで、ひっきりなしに人が入っています。以前一度、社員に配布する商品を特別に入荷してもらったことがあり、そのとき以来、お互い挨拶をするようになりました。よく見ると、ビルの他のたくさんの人とも、店長は挨拶されています。肌理細やかなカスタマーマネジメントです。

 ある休日に出勤したときに、平日とは打って変わってのんびりとした雰囲気だったので、店長に以上のような話をしたことがあります。ほんの短い時間の立ち話でしたが、コンビニ経営の厳しさを色々と伺いました。業態は全く違えど、経営者として同感する面も多々ありました。

 そんな方からの「ブログ見てますよ」の一言。嬉しかったです。ブログのパワーを感じた出来事でした。

投稿者: Reo Watanabe 日時: 2007年04月14日 18:31 |パーマリンク

デジタルカップ

2007年04月08日

 昨日、栃木県でデジタルカップを開催しました。今回で22回目となる由緒ある(?)ゴルフコンペです。11年前に電通テックでデジタル本部が設立された際にスタートしたコンペで、6年前当社が設立されてからは当社主催で、株主、取引先等、日頃お世話になっている方をお呼びして、春と秋に年2回開催しています。今回は、新社名になって初の開催ということもあり、初めて参加して頂く方も多数おられ、大変盛況に終わることができました。天候に恵まれ、また幸いなことに東京よりも桜の見ごろが若干遅いこともあり、朝スタートする頃は五分咲き程度でしたが、午後になってくるにつれて徐々に開花も進み、一日お花見を楽しみつつラウンドすることができました。私は先週の出張のため、東京の満開を見損ねていたので、今年初のお花見となりました。

 これまでは役員で運営幹事を行っていましたが、今回初めて社員に幹事を一任しました。この日に向けて、昨年秋から練習合宿を実施し、また今回のコンペ開催に向けて度重なる打ち合わせを行ってきました。やはり初めてということもあり、足りない部分も多々ありましたが、皆一生懸命取り組んでいたことは、参加された皆さんにも伝わったのではないかと願っています。こうしたセレモニーやイベントを、しっかりと運営することができるかどうかは、会社の格に直結します。また社会人としての格にも直結する力です。最初の一歩として、非常に意味のある、そして個人的には大変気持ちのいい一日でした。

投稿者: Reo Watanabe 日時: 2007年04月08日 20:21 |パーマリンク

新年度

2007年04月05日

 今週から、いよいよ新年度、当社にとって7期目がスタートしました。新卒社員も11名全員入社しました。今週は電通のグループ研修、来週から当社独自の研修が始まります。若さを武器に成長でき、そして早い段階から活躍できる業界です。どんな風に育ってくれるか楽しみです。彼らには、元気よく仕事に取り組むこと、そして先輩社員に敬意を払うことをお願いしました。そして先輩社員の皆には、尊敬に値する人物になることをお願いしました。基本的なことですが、最近ないがしろになりがちな事だと思います。
 
 昨晩は、創業以来当社の現場を引っ張ってきて頂いた事業部長が退任されるということで、有志一同による送別会が開かれました。私は先約があり、2次会からの合流となりましたが、昔所属していた連中もたくさん集まっており、同窓会のような雰囲気でした。さすが、人徳だと思います。人生、一期一会。人脈は人生の宝です。会社はどんどん大きくなり、変わっていきますが、こうしたネットワークは大切にしていきたいと思いますし、社員の皆も大切にしてもらいたいと思います。

投稿者: Reo Watanabe 日時: 2007年04月05日 21:40 |パーマリンク

クライアントサミットを終えて

2007年04月01日

 クライアントサミットを終え、先程日本のオフィスに戻りました。ユナイティドがまた遅れ、危うく乗り継ぎ便に遅れるところでしたが、何とか今日中に帰国することが出来ました。明日はいよいよ創立6周年式典、そして新卒社員の入社式があります。電通アベニューAレイザーフィッシュとして本格的にスタートする一年となります。楽しみです。

 クライアントサミットは、予想以上のものでした。私の講演も好評だったようです。日本市場に対する関心は非常に高く、特にモバイルを核としたクロスメディア展開は世界に例がないので、講演後いくつも質問がありました。

 本サミットを通じて感じたことは、ブログ、SNS等のCGMの隆盛、そしてそれに伴うメディアの急速なロングテール化に対応するためには、ブランドメッセージを、消費者自身に語ってもらえるような仕掛けを、いかに上手く構築できるかが、重要であるということでした。サミットの最中、米国ジュピターリサーチのインタビューを受ける機会がありました。最近の米国クライアントの広告マーケティング上の最重要課題は、キャンペーン全体を貫くビッグアイデアだそうです。マス広告、携帯、POP、リアルイベント等との連携が重要な日本においては尚更です。よりスケールの大きな企画力が求められています。

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投稿者: Reo Watanabe 日時: 2007年04月01日 20:01 |パーマリンク