Web2.0時代に、ウェブサイトは本当に必要だろうか
アベニューAレイザーフィッシュが、今年7月に米国でインターネットユーザーの動向に関する調査を行い、「Fast Forward: Designing for Constant Change」というタイトルのレポートを発行しました。本レポートによると、オンラインショッピングをする際に、54%のユーザーは、サーチエンジンから商品の検索をスタートするとのことです。特定のEコマースサイトのトップ画面から、商品検索を始める人は40%以下でした。つまり、トップページから入ってくる人よりも、各商品ページにいきなり飛んでくるユーザー数の方が、ずっと多いということです。
確かに、私自身、オンラインショッピングを行う際、検索エンジンを使う時もありますし、ブログから行く時もあります。また友人からのメールから行く場合もあり、特定のサービスサイトのトップページから始めるときは、半分以下かなあと感じます。そういった意味では、本調査結果は、日本市場にもかなり高い確率で当てはまるのではないでしょうか。こうした状況で、トップページを頂点にした情報設計が成されている現在のウェブサイトというものは、どれほど現在の消費者のオンライン行動に適応できているのかという疑問が湧きます。
また、商品情報を調べる際に、最も信頼を置く情報源として、ユーザーレビューが最も高ポイント(55%)を獲得、そして大きく離れて、商品比較記事(22%)や、専門家による批評(21%)が、それに続きました。つまり、消費者に如何に参加してもらう場を提供できるかが、鍵となります。
これからは、ウェブサイト単独で考えるのではなく、サイトを取り巻く環境全体(つまリサーチエンジン、ブログ、口コミ、そして携帯電話やPDAなどのデバイス等)を考慮に入れて、サイト構築を行う必要があります。Web2.0時代が本格化する中で、有効なウェブサイトのあり方が、根本的に変わりつつあります。