環境とコンプライアンス
昨日は、環境とコンプライアンスについて考える一日でした。当社は、ミッションの一つにコンプライアンスを掲げ、変わりゆく各種の法令に迅速に対応していくこと、そして社員一人一人が法令順守の精神を高く持って業務に努めることを、宣言しています。経営上、何よりも重要なことであり、常に意識すべきことだと位置づけ、ミッションに掲げました。しかしながら、考えてみれば当たり前のことです。この当たり前のことが、維持・改善していくことが難しいと感じたからこそ、こうした形で宣言したのかもしれません。
昨日、環境マネジメントの国際規格であるISO14001の定期審査がありました。当社は本規格取得から5年目に入ります。今では電通グループも含め、広告業界でも、ISO14001の取得が一般的になってきましたが、当社はそうした動きに先駆け、さまざまな形で環境改善に取り組んできました。ゴミの分別やエコ調達もその一環です。
昨日、再生紙偽装問題で、公正取引委員会が製紙8社に対して排除命令を出しました。日本経済新聞の記事には、「古紙配合率の低い紙は高い紙と比べ白色度が高く手触りも良いなど、品質は表示より高いとの見方もあるが、、、」とありました。また、多くの製紙会社は「古紙配合率の高い再生紙を作る技術はないが、他社が品ぞろえを充実する中、自らできないと言えなかった」とのことでした。
何かがおかしい。白色度が高い紙が使いたくて、手触りの艶やかな紙を使いたくて、再生紙を選択した人や企業がいるとでもいうのでしょうか? 競合他社が技術力を上げる中で、それに打ち勝っていくためには、「偽装」という手段が、経営者が取るべき重要戦略でしょうか? 本来大切であるはずのことが、根本的におかしくなっていて、同時にすごく軽くなっているように感じます。当たり前のコンプライアンス、引き続き当社のミッションに掲げていこうと思います。
「AARF Digital Outlook Report」の全訳を用意しました。
以前、本ブログでご紹介した、アベニューAレイザーフィッシュが発行した「Digital Outlook Report」2008年版の全訳を、当社社員が自主的に手分けして作成しました。β版として下記URLにアップしました。米国のデジタルマーケティング市場の動向、また今後に関する考察が、いろいろな視点から記載されています。ぜひご参照ください。不備な点等も多々あるかと思います。ぜひ当社担当窓口(contact@dentsu-aarf.com)まで、ご意見頂ければ幸いです。
しばらく失礼しました。
一月以上、開いてしまいました。電通アベニューAレイザーフィッシュとなって最初の年度が終わりました。あっという間ではありましたが、社全体が大きく変わってきたと感じます。まだまだ私達が目指す、クライアントのマーケティング活動を、統合的にサポートするインタラクティブエージェンシーに完全に脱皮したとは、到底言えませんが、着実に準備は進んできました。4月1日には、当社は設立7周年になりました。国内外の大学・大学院から10名の新卒社員を迎えました。新卒の定期採用も3期目となります。大きく育っていってくれることを、願っています。新卒社員には、概ね次のような言葉を送りました。
「おそらく、君たちの世代が、広告人として、アナログ広告とデジタル広告の両方を本格的に取り扱う最後の世代になるでしょう。アナログ広告、特にテレビ広告を中心に、戦後、日本の広告業界は大きく成長してきました。良くも悪くも、現在の広告業界の商習慣、ビジネスモデル、効果検証といったものは、こうしたアナログ広告の取り扱いを中心に、構築されてきました。それはそれで、一時代を築いた成功モデルです。そしてこれからは、テレビもデジタル化し、プリントメディアも多かれ少なかれデジタル化し、広告モデル全体が急速にデジタル的な概念のビジネスになっていきます。今年入社する新入社員は、この最後の転換期を実体験することになります。旧時代の良さも十分に体験しつつ、新しい広告ビジネスの担い手として、開拓者として、大きく成長していってもらいたいと思います。」
今年の景気見通しは、ある程度保守的にならざるを得ないでしょう。ただし、インタラクティブ領域の重要性が減ることがありえないと思います。われわれの生活にとって、インタラクティブメディアは完全に生活の一部になりました。アドエージによると、英国では来年、インタラクティブ広告がテレビ広告を、市場規模で上回るそうです。今年は、クライアントのニーズにしっかりと応え得る実力をつける絶好の好機だと、感じています。