マイクロソフトとヤフーの交渉再開報道を受けて
マイクロソフトとヤフーが買収交渉を再開したそうです。今回は、全面的な買収ではなく、検索事業のみを買収し、ヤフーへの一部出資を検討しているそうです。米国の検索のシェアは、グーグルの60%に対し、ヤフーとMSNを合わせても30%とのことです。しかもその差は開く傾向にあるとのことでした。
今日も当社では、学生に対する会社説明会を開催しました。たまたま話の流れで、両日ともに、「一番使っている検索エンジンは何?」と聞いたところ、グーグルが、昨日は70%、今日が50%くらいでした。日本では検索エンジンのNo.1はヤフーということになっていますが、若い層にはグーグルの普及が進んでいるようです。
こうした現状を鑑みると、マイクロソフトの高額でのヤフーの検索事業買収は本当に意味があるのか、疑問に感じます。しかも、虎の子のヤフージャパンとアリババを売却してしまうとは、、、。 オンライン広告市場において、検索連動広告のシェアが特に伸びているのは事実です。しかしながら、それほど検索連動広告を伸ばす必要があるのであれば、いっそマイクロソフトが検索事業においてグーグルと提携してしまうというアイデアもあるかと思います。
若干突飛もない議論になってしまいましたが、私が感じるのは、今後の広告ビジネスは検索エンジン連動広告だけではない、ということです。アドネットワークはどうするのか? 行動ターゲッティングはどうするのか? モバイル等の新しいプラットフォームに対する広告モデルは? そして益々デジタル化するテレビや新聞等の既存メディアの取り組みをどうするのか? ソフトウェア事業から広告事業へシフトするためには、やるべきことは検索以外にもたくさんあります。検索という単一のビジネスモデルからの脱皮を目指し、上記のような課題に全力で取り組み、事業化を図っているのが、他でもないグーグルです。検索シェアのギャップをほんの少しだけ小さくするだけでは、この競争に勝つことは到底できないように感じました。