ボーリング大会と新ニッポン人
昨日は当社のボーリング大会がありました。創業当初から有志が声をかけて、開催してきました。当初は、デジタルの会社がどうしてこんなアナログなことをみんなでやってるのか、不思議に思いながら、ボールを投げていました。しかし、なぜか毎回参加率が結構高いということで、続いています。今回は、入社2年目の社員有志が幹事を買って出てくれての開催でした。いつもボーリングを2ゲーム、その後表彰式を兼ねて月島でもんじゃを食べます。昨晩は貸し切りのフロアーが一杯でしたから、5‐60名くらいは集まったのではないでしょうか。盛況でした。
実は、今回の宴会で、ぜひみんなと話し合いたいなと、楽しみにしていたことがありました。日曜日の夜にテレビ東京で放映された、久米宏の経済スペシャル「新ニッポン人=お金を使わない20代の若者」についてです。最近の若者は、車に興味がない、お酒を飲まない、携帯電話等通信費の比率が高いなどなど、、、。生活者の消費動向は、仕事柄、絶えず気を配っていますし、かなり認識しているつもりでもいます。それでもこの番組、私には結構衝撃的でした。「セリカ」も「スカイライン」も知らない。「とりあえずビール」は、おじさんと一緒の時だけ。あと、将来に対する不安が強く、老後に備える意識が非常に高いこと。
考えてみれば、トヨタのセリカの最終モデルはあまり見なかったし、終売になって既に数年が経っていますから、20代が知らなくて当たり前でしょう。自分の認識が、非常にバランスを欠いていて、主体的に過ぎることに、はっとしました。また、宴会の長が「じゃあ、とりあえずビールで乾杯しようか」と言えば、確かに私も体調が悪くてアルコールを控えたいなと思っている時も、乾杯は付き合っています。大体そのまま調子良くなって、飲み続けてしまう場合が多いですが、、、。そう考えると、「とりあえずビール」は、相手によっては、ある種のパワハラかもしれません。もうひとつ、将来に対する不安。経営的な危機感は、好況の時も、不況の時も、経営者として、常に失わないように努めています。しかしながら、正直に言うと、バブル時代に社会人経験を始めてしまった私は、この将来に対する漫然とした不安とか、老後に対する備えとかには、どうしても個人的には馴染めません。心の底では、いつも楽観的です。ただし、「失われた10年、15年」と言われた時代を過ぎてなお、現状の日本を冷静に見れば、楽観している方が、かなりおかしいと言えます。アメリカに留学していた際に、非常に優秀で、引く手あまたの学生が、ものすごい危機感でキャリア開発に取り組んでいるのを見て、何でそこまで真剣にやるのか聞いたことがあります。彼女の答えは、「fearが、そうさせる」でした。これからの時代、危機意識、間違っていないんだと思います。
こうしたことが、当社の社員にも当てはまるのか、聞いてみたいなと思っていました。隣に座った新入社員が、「社長、日曜日の久米宏の番組見ました?」と、偶然にも聞いてくれました。彼女にとっても、自分の世代の考えを、整理して代弁してくれたようで、すごく良かったそうです。彼らの世代にとって、この番組での報道は、違和感無いようでした。ちなみに今日、20代に会った時、片っ端から「セリカって知ってる?」って聞いてみましたが、確かに誰も知りませんでした。驚いていた私が、馬鹿みたいです。きっと、プレリュードも、ソアラも、知らないんだろうなあ。BMWは、何人知っているんだろうか。